今年の冬至は、12月21日頃と言うことです。
北半球で太陽の位置が最も低くなり、日照時間が最も短くなります。
半年前の夏至の頃の日照時間と比べると、北海道の根室では6時間半ほどの差があるそうです。
冬至を境に、日が長くなっていきます。
そのため、古来より「冬至は太陽が生まれ変わる日」とも、言われていたとか。
旧暦では、冬至が暦を計算する上での起点となっています。
冬至(太陽の力が一番弱まった日)から、陰が極まり陽が復活するという意の「一陽来復」と言われていました。
つまり、冬至を境に上昇運に転じるということです。
その「運」を呼び込むために、「ん」の付くものを食べるとされて来ました。
「冬至の七種(ななくさ)」は、ご存知でしょうか。
・なんきん(かぼちゃ)・れんこん・にんじん・ぎんなん・きんかん・かんてん・うんどん(うどん)
「ん」が2つ付いているので、「運」も倍増するとされて来ました。
かぼちゃはビタミンAやカロチンが豊富なため、風邪などの予防に効果的です。
古来より続く賢人たちの知恵を信じて、この冬も元気一杯に乗り越えたいものですね。