本日も、暑中お見舞い申し上げます。
朝晩は梅雨時?よりも、少し涼しくなった気がします。
それにしても、連日各地で猛暑となっていますね。
そんな中、10日ほど前から諏訪大社上社の布橋では、約1000個の風鈴が涼を奏でています。
冷房などなかった時代に、鈴虫のような風鈴の音を聞き・・・
涼しい風情を感じてきたと言われています。
風鈴の起源は、2000年ほど前の中国とされています。
竹林に吊り下げて、風の向きや音の鳴り方によって吉凶を占ったそうです。
それを僧侶が日本に持ち帰り「風鐸」と呼ばれ、仏堂の四隅や仏塔に吊るすようになったとされています。
「風鐸」は、いまの風鈴よりかなり大きく「ガランガラン」と鈍い音が鳴っていたようです。
その音には「厄除け」の効果があり、音が聞こえる範囲には災いが起こらないと言われていました。
時代と共に小型化され、鎌倉時代には小振りの「風鈴」として普及したようです。
もともと金属製でしたが、江戸時代中期以降にはガラス製の風鈴が登場した記録が残っています。
明治時代になると、町で風鈴を売り歩く「風鈴売り」も登場しました。
いまでも、各地の工芸品としても、風鈴がつくられていますね。
「夕立」「風鈴」「蝉しぐれ」・・・