スズメが減ったと、思いませんか?
我が家でも、昔は庭の隣倉庫の軒下にスズメの巣が沢山ありました。
だから庭の木々には、いつもスズメ達が遊んでいました。
2021年10月に、約20年ぶりの野鳥数の全国調査を行ったとのことです。
その結果、スズメは31,159羽から20,627羽に減少していたようです。
減少の原因
・巣をつくる場所の減少→スズメは警戒心が強く、家の軒下やすき間などの狭いところに巣作りします。
最近の建物や住宅では、そうしたすき間が減っているようです。
・エサの減少→スズメは何でも食べますが、イネ科の植物やその種子近辺にいる虫を好みます。
最近では道路が整備され農地や空き地が減り、また除草剤や殺虫剤でスズメの食べ物も減っているようです。
・当然、近年の異常気象も原因の一つなのでしょうね。
スズメ減少による影響
・スズメは街中では人の食べこぼしや、地中の虫をつついて食べます。また、稲につく害虫も食べます。
つまりスズメが減ると、街中が不衛生になり、害虫が増えて、稲作に於いても農薬に頼らざるを得なくなります。
我が家のシャッターケースの上に、スズメの巣があります。
先日、シャッターの下側に、スズメの子供1羽が落下していました。その2mほど先にも、もう1羽が落下していました。
すぐに拾い上げて、隣にある水路の土の上に移しました。
一羽は、水を含むと飛び上がりました。
もう一羽は、そのままそこにジッとしていました。
しばらく観察していましたが、飛び上がりそうもなかったので、巣に戻しました。
スズメのチュンチュンという鳴き声を聞きながら目覚める朝が、無くなりました。
厄をついばみ、一家繁栄・家内安全そして、富の象徴とされているスズメです。
スズメの暮らしやすい環境に戻すことも、現代社会の課題の一つかと思います。