米づくりに注目が集まってる?今日この頃です。
「中干」という水管理作業を知っている方は、水稲栽培の経験者かと思います。
通常、お田植えが済んだ田には、水が張られていますね。
しかし6月下旬ころから、苗が植えられた状態で地面がひび割れた田を見たことはありませんか?
こんな状態です。
これが「中干」と呼ばれている作業です。
何のための作業なのでしょうか?
① 水稲が過剰に枝分かれして、新しい芽が出過ぎることを抑制する。
② 地中の硫化水素やメタンガスの発生を抑える。
③ 水を抜くことで地中に酸素が通るようになり、根の活性化を図る。
④ 土を一旦乾かすことで土台をつくり、稲刈り時の作業性を高める。
以前、ご親切な方から「お宅の田んぼ、すっかり水が干上がってひび割れているよ。」
との連絡をいただいたこともありました。
知らない人が見ると、驚きますよね。
米づくりには、いろんな水管理作業があるものなのです。